研磨加工の技術

アルミ

精度の高い研削が可能

自動車などの部品を生産する上で、欠かせない研削加工技術のひとつにホーニングがあります。具体的にはシリンダーなど円筒形の加工物の内面に砥石を押し付け、回転運動と往復運動を加えて磨き上げていくことを指します。砥石には超微細な砥粒を使うのが特徴で、これにより極めて精度の高い加工が可能になります。機械で研磨するため、稼働率が高くなりコストダウンに繋がるというメリットもあります。ホーニングに似た技術に内面研削がありますが、後者は線接触で前者は面接触という違いがあります。ホーニングは位置のズレが起きず、安定した加工ができるほか、真円度や面精度に優れているのも特徴です。またホーニングを行った円筒の内面には、クロスハッチという網目のような細かい筋ができます。この部分に潤滑油が入り込んで摩擦を減らすことから、エンジンのシリンダーを加工する際には特に好んで用いられます。ホーニングは回転工具の直径によって、加工できる円筒の大きさが決まります。大量生産する場合には専用の治具を製作することで対応できますが、多品種少量生産ではコストが高くなるため、汎用工具を使うことになります。この場合はかなりの熟練工でないと、期待どおりの精度を出すことができません。そのため専門の加工業者に外注するのも解決策のひとつになります。高精度の加工技術として幅広く用いられるホーニングですが、コストパフォーマンスを重視して運用することが大切です。

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